11/27 くらがり渓谷の紅葉
昨日、久し振りに本宮山に行って来た。
50日ぶりくらいになる。
最近はガソリンも安いし(と行っても車の中のガソリンは160円/Lくらいで買ったやつだが)燃費のいい車に買い替えてもいることだし、積極的に本宮山に通うべきところなのだが、あいにくそういう条件が整うと今度は体調の方が悪くなっていたというわけだ。
世の中、なかなか思うようにはならない。
で、まあ、ここ数日は体調も良くなって来たので天気の良かった昨日、やっと本宮山に行ったわけだ。
朝、9時前には出かけようと思っていたのだが、昨日書いたように、いざ出ようとしたらキーのトラブルがあり、結局11時頃の出発になってしまった。
登り始めるのを豊川側にするかくらがり渓谷側にするか考えて、紅葉も見たいということでくらがり側からとした。
まあ、豊川側から登り始めても、登ってからくらがり側に下りてまた戻るということなら、それでも紅葉は見られるわけだから上の判断はちょっと根拠に乏しい。
やはり、無意識に近いレベルで、「くらがり側の方がちょっと近いし、信号も少ない。だからガソリン代も安くつく」などと考えているのが大きく影響しているのだろう。
こういう無意識に近いレベルでの考えというのは、他の場合でも判断の際に結構影響しているのを感じる。
自分でも理屈では認めていないんだけれど、結論を出す時にはそれにすごく影響されてしまって理屈に合わない結論を出してしまう。
たとえば、ある歯医者さんは患者さんの次回の予約を決めていくとき、15分間隔にしていく。
ところが、実際の診療は15分では済まずに25分とかかける。
そうすると、最初の患者さんはいいけれど、徐々にずれてきて、最後の患者さんは、予約の時間に来ているのに1時間以上も待たされたりする結果となる。
で、助手の人が、「先生、もう、ずうーっとそういうふうなパターンですから、予約の間隔をもうちょっと現実にあわせたほうがいいんじゃないですか」と提案すると、先生の方も「そうだなあ」と納得する。
ところが、実際にはその後も以前の間隔で予約を決めてしまい、以前のパターンが続く。
まあ、この先生も、「いや、たとえ患者さんの待ち時間が長くなったとしても、キャンセルとかでボクが暇になってしまうよりはいいから」とかの理由を意識しているのなら、それはそれでいいのだが、意識の表層では明白に意識せずに、それで助手の提案にも反論することなく受け入れておきながら、それでいて実際にやることは受け入れたことと違っている、というのが問題なのだ。
こういうの皆さんはないかな?
「頑固おやじ」の頭の中なんて、たいていはそういう仕組みになってそうな気がするけどね。
さて、余談が長くなったが、そういうことでくらがり側に行った。
駐車場に着いたら平日だというのに車がいっぱいとまっていた。
これ、ボクもそうだけど、駐車料金が500円から無料になったのが大きいだろうね。
もし、500円のままだったら絶対くらがり側には来ないもんね。
登り始めたら、紅葉見物を楽しんでいる定年過ぎらしきカップルに沢山出合った。
そう、だから、平日でも多いんだ。
香嵐渓なんかは平日でも車が渋滞するくらいだから、こっちはこれでも少なすぎるのかもね。
で、今年多いパターンである、くらがりから登って豊川側に下りて、そして同じ道を戻る、という、都合2回の登山をやって来た。
豊川側からの2往復であれば、休みなしでとっとと歩けば4時間くらいで可能だが、くらがり側は標高差は小さいが林道の傾斜が緩いので距離が長く時間がかかる。
そのうえ、紅葉の写真とか撮りながら登ったので、1回目の登りだけで2時間以上かかってしまった。
12時頃に登り始めて2時頃に上に着いたわけだ。
そこから豊川側を2時間弱で往復して4時ちょっと前。
駐車場に戻るのは5時過ぎになりそうで、ひょっとしたら、かなり暗くなるかも…と覚悟した。
ライトは持っているので不安はないが、それでも出来るだけ明るいうちに下りたいと思っていた。
上で、そんな思いでいたボクだったが、そこにくらがり側から登って来たという60代と思われる夫婦が来た。
ボクが急いで下りようとしている段階で、リュックからお賽銭を出そうなどどのんびりしたことをやっていた。
彼らは、登りは2時間もかかってしまったが下りはもっと早く下りられるだろうという計算で、明るいうちに下りられると思っているらしかった。
「ライトを持っていますか?」と確認したら、持ってないとのこと。
こりゃあ、一緒に下りてあげた方が良さそうだなあ、と思ったものの、めんどくささもあって、1人で先に下りてしまった。
彼らのペースだったら絶対に暗くなってしまう、という確信まではなかったからね。
で、下の方に下りて来たら、だいぶ暗くなってきていた。
下のほうは外灯があったので、真っ暗になる前にそこまで辿りついてしまえば大丈夫だが、ボクがそこにたどり着いたのが5時ちょっと前だった。
今は紅葉のライトアップをしているのだが、その5時少し前の段階で、もうそろそろ点灯したほうがいいのではないだろうか、と思われるくらいの薄暗い状態だった。
上で出合った夫婦はどのくらいの遅れで来ているのだろうか。
ちょっと心配になった。
5時からライトアップされたので、それも観賞していくことに決めた。
もともとは、そんなことをやっているとは知らなかったし、明るいうちに帰るつもりでいたのに、家を出遅れて、くらがり側に車をとめて…と、その結果、夕方にくらがり渓谷にいることとなり、ライトアップに遭遇できた。
ケガの功名だ。
香嵐渓のライトアップなども、1度くらい見たいものだと思っているのだが、渋滞の中を車で行くのは嫌だし、自転車で夜走るのは恐いからもっと嫌だ。
ということで、香嵐渓のライトアップを見ることはまず実現しないだろうと思っていた。
図らずも、規模は違うだろうけれども、一応、ライトアップされた紅葉というものを見る機会を得られたわけでありがたい限りだ。
しかしながら、ライトアップされた紅葉というのは、さほどきれいではないように思った。
これは駐車場の周りでライトアップされていた紅葉の3D画像だ。
見かたは昨日説明したのと同じ「寄り目」だ。
実は紅葉が1番進んでいたのはこの駐車場の周辺で、渓谷沿いではまだ青い葉が多かった。
たとえば下の画像もライトアップされていた場所のものだが、紅葉した木は全く見られない。
ひょっとすると、この場所は紅葉を観賞するために照らしているのではなく、景色自体がきれいだから照らしているのかもしれない。
他の場所でも、そう思われるようなところが沢山照らされていた。
でも、もっと紅葉が進んでから行けば、この辺りなども赤くなっているのかもしれない。(また行ってみよう)
しかし、紅葉だけをライトアップしているのではないのかも…という考えは、他の事からも補強された。
それは下の画像だ。
これらは、渓谷の水流をライトアップしているのだ。
5色程度に順繰りに変化するLEDライトで、水中あるいは水面近くから照らしていた。
この写真で、そのきれいさが伝わるかどうか自信がないが、ボクは「おおっ、きれいじゃん!」と思った。
まあ、見に行って損はないと思う。
駐車場に戻るまでの間で、そういうきれいなものがあると分かったので、いったん駐車場に戻って、汗を拭いて着替えて、カップ麺を食べて温まって、それから改めてライトアップを観賞しに来ることにした。
そうすれば、ライトアップが効果的な、ちょうどいいくらいの暗さにもなるだろうと期待した。
で、上のようにして20分ほど経ってから渓谷に行った。
わずか20分だが、その間にすっかり暗くなっていた。
例の夫婦のことが本気で心配になった。
20分の遅れで戻れただろうか。
あの後すぐに下り始めて道中もとっとと歩けば間に合っただろうが、気楽に考えてのんびりしていたら途中で真っ暗になってしまっていて、下手に動いて谷に落ちている可能性もある。
ボクは迎えに行く覚悟をした。
でも、ライトアップされているエリアでその夫婦に出会えた。
なんとか間に合ったらしい。
しかし、もう少し彼らがのんびりしていたら遭難騒ぎになっていたかもしれない。
月が出ていればまだしも、昨日の場合など、外灯のないところでは全く何も見えない状態だった。
林道という立派な道があるから普通の山道のような危険はないなどと安易に考えたらとんでもない事態を招く。
遭難されなくて本当に良かった。
あのような夫婦に向けた警告看板の設置を提案しておこう。
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